個人差があるストレス耐性

 ストレスに耐える力、すなわちストレス耐性には個人差があります。ストレス耐性が高ければ、職場や日常生活においてストレスを感じた場合でも、目の前の問題に的確に対処できますが、それが低ければストレスで悩んでしまい、その結果対処がうまくいかないことになります。ストレス耐性は、全く同じ環境に置かれても、ストレスを感じない人もいれば、ストレスで思い悩んでしまう人もいるように、個人差があります。

 なぜ個人差が出てしまうのか。その理由は脳の扁桃体という領域の感受性の強弱と言われています。扁桃体の機能は遺伝や幼少期の経験である程度は決まると考えられています。例として、あるアメリカの大学での研究結果によると、乳児期にスキンシップや声掛けなど母親から受けた愛情が多いほど成人後にストレス耐性がより強いことが分かったとされています。遺伝や環境に加えて生活環境もストレス耐性に影響を与えるのです。

 加えて、睡眠不足やカフェイン、アルコールの過剰摂取は扁桃体を刺激しセロトニンの分泌を促し、ストレス耐性を弱める傾向があるため、要注意です。

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人間関係だけではない 意外に気づかないストレス要因とは(http://cocokara-next.com/stress/stress-factors-unaware/)

ストレス耐性を高める方法


 先に述べたように、ストレス耐性には個人差がありますが、自分の努力次第で高めることが出来ます。今回はそのうちのいくつかをご紹介いたします。

 まずはコーピングによるストレスとその対処法の認識です。コーピングとは自分流のストレス解消法をできるだけ多くピックアップし、ストレスを感じた際にそれらの方法を試し、その効果を認識しておくことです。どのようなストレスを受けた際にとの解消法が効果的だったかを理解しておくことでストレス解消がスムーズにできる。それによってストレス耐性向上にも繋がります。

 続いてマインドフルネスというものです。マインドフルネスは元々瞑想やヨガを用いたストレス軽減プログラムとされています。瞑想等を通じ様々な考えが渦巻く頭と心の中を鎮静化することで落ち着いて物事を判断できるようになります。そしてそれにより、自分への自信を深め、ストレス耐性を深めることが出来るのです。

 また、食事や運動、睡眠といった生活習慣からもストレス耐性を高めることが出来ます。

 食事においては、精神安定効果のあるカルシウムや体内の神経伝達物質の生成に大きな役割を果たすビタミンB6、神経細胞を強くするビタミンB12などが、ストレス耐性をつけるのに役立ちます。これらがバランスよく含まれるのが「イワシ」になります。普段の食事でイワシを摂取するといいかもしれません。

 運動は脳のストレス耐性を高める効果があります。軽めのジョギングやウォーキングなど、少しずつでも運動を習慣化しましょう。

 ストレス耐性を高めるためには安定した睡眠は欠かせません。その原因は、脳の血流と、セロトニンです。実は、起きている間より眠っている間の方が、脳の血流が多いと言われており、寝る時間が少なければ、それだけ脳に老廃物が溜まりやすくなります。十分な睡眠をとり、ストレス耐性を高めるセロトニンの分泌を促しましょう。

ストレスと上手に付き合うことが大切



 自分のストレス耐性がどのようなものかを知り、それを高めていくことはストレスが多い現代社会で生きていくために大切なことです。しかしいくらストレス耐性がついたからといってストレスを放置してしまうと自覚症状のないまま知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまう原因にもなります。そして結果的に体調を崩してしまったり、ストレスがキラーストレスに変化してしまい深刻な病気になることに繋がるのです。

 ストレス耐性がある人はストレスに耐えるだけでなく上手に解消できる人ともいえるでしょう。

 気分転換を図る、重症になる前に専門医に相談するなど、早め早めの対策がストレスに悩まされずストレスと上手に付き合う方法なのかもしれません。

[文:ストレススキャン編集部]

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

ストレス耐性を身につける方法


(出典 news.nicovideo.jp)


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